沖縄県高校野球伝説のナイン〜興南高校
沖縄県高校野球伝説のナインシリーズ!
第1回目は、2010年の全国選抜高校野球大会で沖縄県勢三度目となる優勝、そして県勢初となる全国高校野球選手権大会をも制し、史上六校目の甲子園春夏連覇を達成した、島袋洋奨(ソフトバンク)や我如古盛次、銘苅圭介、山川大輔、真栄平大輝らの興南高校です。
▽2009年新人中央大会
準々決勝 : 興南 3-2 美里
準決勝 : 興南 2-5 沖縄水産
3位決定戦: 糸満 2-1(10) 興南
▽2009年第59回沖縄県高校野球秋季大会
1回戦 14ー2 コザ
2回戦 2ー0 八重山
3回戦 13ー2 那覇
準々決勝 12ー0 浦添
準決勝 7ー0 沖縄水産
決勝 6ー0 嘉手納
新人中央大会で敗れた沖縄水産に快勝すると、嘉手納も下し頂点へ。
▽2009年第125回九州地区高校野球大会
2回戦 3ー1 東海大五(福岡県)
準々決勝 2ー0 長崎商(長崎県)
準決勝 2ー3 宮崎工(宮崎県)
準決勝で宮崎工に敗れるもベスト4入りで、優勝した嘉手納と共に県勢初となるセンバツ二校出場を決めた。
▽2010年第82回全国選抜高校野球大会
1回戦 4ー1 関西(岡山県)
2回戦 7ー2 智辯和歌山(和歌山県)
準々決勝 5ー0 帝京(東京都)
準決勝 10ー0 大垣日大(岐阜県)
決勝 10ー5 日大三(東京都)
興 南
000 014 000 005ー10
021 002 000 000ー5
日大三
同校初となる全国制覇。県勢では沖縄尚学に続く2年振り3度目の選抜優勝!
7回以降の島袋洋奨のピッチングには鬼気迫るものがありました。
▽第126回九州地区高校野球大会
2回戦 8ー4 福岡工(福岡県)
準々決勝 8ー0 樟南(鹿児島県)
準決勝 4ー0 祐誠(福岡県)
決勝 11ー2 明豊(大分県)
砂川や川満、高良一らで勝ち上がり選抜優勝の立役者である島袋洋奨を完全温存(決勝最後の一イニング登板)で九州地区制覇。
夏の甲子園を見据えていた我喜屋監督の洋奨に無理をさせないという親心と、その他のナインの脱島袋でも勝てる力をと、更なるナインのレベルアップを図った優勝でした。
▽2010年第92回全国高校野球選手権沖縄大会
1回戦 10-0 宮古総実
2回戦 5-0 浦添
3回戦 7-2 与勝
準々決勝 8-0 宜野座
準決勝 8-0 八重山
決勝 9-1 糸満
一年生大会、新人大会とライバルにあった糸満との決勝。7回途中まで1-1の白熱した戦いも、我如古の満塁弾などで終わってみれば8点もの大差をつけ、春夏連続で甲子園出場。
▽2010年第92回全国高校野球選手権大会
1回戦 9-0 鳴門(徳島県)
2回戦 8-2 明徳義塾(高知県)
3回戦 4-1 仙台育英(宮城県)
準々決勝 10-3 聖光学院(福島県)
準決勝 6-5 報徳学園(兵庫県)
興 南
000 031 200 | 6
140 000 000 | 5
報徳学園
春夏連覇に初めて赤信号が灯った試合。
序盤で5失点のエースに対し、ベンチでナインが励ましの言葉をかけて力を得た島袋洋奨。そして逆転したチームメイト。
名実ともに伝説にして最強のナイン。
決勝 13ー1 東海大相模
東海大相模
000 000 100 | 1
000 715 00 × | 13
興 南
彼らが最上級生となってからの、秋季県大会から甲子園夏の選手権大会決勝まで30試合29勝1敗、勝率は驚異の9割6分7厘!!
(国体でも8-2で仙台育英に勝ち、負け知らずで引退)※雨天のため大会は途中で中止
甲子園春夏連覇の伝説とともに、26連勝で最後の夏を終えた沖縄県史上最強のナイン、それが2010年の興南戦士たちでした。
※全国高校野球選手権大会ベンチメンバー
島袋洋奨
山川大輔
眞榮平大輝
国吉大陸
我如古盛次
大城滉ニ
伊禮伸也
慶田城 開
銘苅圭介
砂川大樹
川満昂弥
名嘉眞武人
山城啓輔
国吉大将
宮國弥也
安慶名 舜
池村友行
高良一輝
☆県内成績
18試合16勝2敗、勝率.889
一年生中央大会準優勝
新人中央大会4位
秋季県大会優勝
全国高校野球選手権沖縄大会優勝
☆県外成績
19試合18勝1敗、勝率.947
(18勝利、勝率ともに歴代1位)
秋季九州大会ベスト4
全国選抜高校野球大会優勝
春季九州大会優勝
全国高校野球選手権大会優勝
☆全成績
37試合34勝3敗、勝率.912
(30勝利以上、勝率9割超えともに唯一無二。五大会V、一大会準Vは1998年の沖縄水産と同じ)
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