沖縄県高校野球クインテット~神谷 嘉宗監督

ここ10年間で100試合以上、
且つ70勝利以上を記録している監督さんは
八重山商工・伊志嶺監督
美里工・神谷監督
糸満・上原監督
沖縄尚学・比嘉監督
興南・我喜屋監督
の、クインテット5監督。
その5人の過去10年間の通算勝利数をまとめてみました。
セカンドバッターは神谷 嘉宗監督です。
1993年、前任の前原から中部商へ異動した神谷監督。
いまでこそ、強豪校の仲間入りをしている中部商だが、
1983年夏の選手権沖縄大会で初のベスト8入りして以降、初戦敗退が続いていた。
監督へ就任した1993年も1回戦敗退で10年間、白星がなかったほどだ。
しかしここから立て直してきた神谷監督。
1997年に同校初のベスト4入りへ導くと、2001年には宜野座に惜しくも敗れるも準優勝した。
しかしこの準優勝が、神谷監督を「悲運の将」としていく。
2002年4月に浦添商に異動したあと、2005年決勝進出も敗退。そして2007年の決勝戦。
それまで24年間も甲子園から遠ざかっていた興南が相手。
しかもその前の年の秋季県大会で浦添商率いる神谷監督は、興南と2回戦で対戦し
なんと11-0の大勝利を収めていた。
選手権沖縄大会決勝で対戦した両校は
延長15回を戦って1-1の引き分け。
そして再試合では0-2で敗れてまたもや”甲子園”に届かなかったのだ。
その興南を率いたのが我喜屋優監督(2007年4月監督就任)であった。
しかし、神谷監督は常に前を向き続けた。
伊波翔悟を順調に育て上げ、
翌08年の選手権沖縄大会で東浜巨(ソフトバンク)擁する沖縄尚学を倒し遂に悲願の初優勝。
さらに甲子園でもベスト4入りを果たしのだ。
その後、伊波友和らを立派に育て上げて
2012一年生中央大会、2013新人中央大会、2013秋季県大会と,
故栽氏をはじめ、歴代の名将が誰一人なし得なかった史上初の3大会連続制覇(同一年メンバー)を達成。
一年生中央大会4連勝 V
新人中央大会4連勝 V
秋季県大会5連勝 V
九州地区高校野球大会3勝1敗 準V
と、九州大会でも結果を残し、2014年の全国選抜高校野球大会への出場を果たしたのだった。
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